- 2016年8月27日(土) 13時00分~16時00分
【建築家の思考を体験してみよう】Vol.2「天神山のアトリエ」で自然と繋がる。未来の家の建築模型作り。
- 建築
- 募集締切
-
- 先生:
- 藤野 高志
- 教室:
- 生物建築舎 天神山のアトリエ
- 場所:
- 群馬県高崎市貝沢町323-1
- 持ち物・参加費:
- 筆記用具・0円
- 定員:
- 10名(抽選)
- 締切:
- 8月17日申込み
- ■【建築家の思考を体験してみよう】 Vol.2
「天神山のアトリエ」で自然と繋がる。未来の家の建築模型作り。
日 時:2016年 8月 27日(土)13時00分〜16時00分(12:30受付開始)
先 生:藤野高志、郡司絵美、森田達也、堤康浩、小山チアゴ龍一
教 室:生物建築舎 天神山のアトリエ
場 所:群馬県高崎市貝沢町323-1
持ち物・参加費:筆記用具・0円
定 員:10名(抽選)
締 切:8月17日
アクセス:
電車の場合 → 高崎問屋町駅から徒歩10分
お車の場合 → 高崎インターから約10分
駐車場:生物建築舎近くの「不動寺」(ポケストップ)駐車場がご利用頂けます。
〒370-0042 群馬県高崎市貝沢町319
https://goo.gl/maps/abkJFpzCMVk
■ 授業概要
日本のみならず世界的にも注目され、
2013年に日本建築学会新人賞を受賞した
藤野高志さんの代表作「天神山のアトリエ」は高崎市貝沢町にあります。
2011年10月に開催した第1回の授業では、
ここで未来の家を考え、スケッチを行いました。
原始の建築は雨風を凌ぐために生まれました。
この「天神山のアトリエ」は四枚の壁と屋根だけで出来ています。
その原始的な構成は「なんとか人が暮らせそうだ」という
可能性を提示したに過ぎません。
しかし実際のここでの生活は、喜びや落ち着きや発見に満ちています。
「天神山のアトリエ」の設計方法は単純明快。
棲むために箱を作り、街と繋がりたいから窓を開け、
空を見上げたくて天井を透明にし、木陰を落としたくて木を植えて、
根を張るようにと床を土にし、大きく育てよと空間を高くします。
こうして生まれた建築の内外には多様な情景が展開し、
ときに想像を超えたドラマに出会います。
これは、物理的、心理的に守られた場所から外へ繋がる心地よさ。
雨風を凌ぐのではなく、それらを愉しむ建築です。
世界中何処に住んでも、私たちの周りには
ダイナミックに変化し続ける環境があります。
地球の動きから生じる季節と時間と天候。
都市にいれば社会があるし、
自然の中であれば森や海や生き物に囲まれています。
それらは複雑で、厳しく、儚く、美しい。
その大きな流れに身を委ね、微差を愛で、
一瞬一瞬に感動できる建築を作りたい。
夏の宵に雷雨が多く、冬は晴れと空っ風が続く群馬の環境の中で、
それを試みたのがこの作品です。
5年ぶり、2回目となる今回の授業では、
住宅の建築模型を作ります。
藤野先生から「天神山のアトリエ」と自然環境の関わりと、
今回のテーマを聞きながら、スケッチをしたり、
模型で表現しましょう。
模型はボンドで組み立てますので、
工作が苦手であっても、安心して参加できます。
■ 授業プログラム
12:30 受付開始
13:00 授業スタート/自己紹介/天神山のアトリエの説明・見学・撮影
13:30 今回の課題についての説明、課題についての質疑応答
13:45 建築模型ワークショップ
与えられたテーマ(条件)に沿って、
住宅のスケッチ(設計図)を描いたり、建築模型を組み立てよう!
15:15 プレゼンテーション、そして…。
16:00〜16:30 集合写真/授業終了/多少の自由時間(居残り作業も)
※参加対象は小学生以上。親子での参加も可です。
(小学生の場合は保護者同伴で1人とします。)
※授業開始時間までに必ずお越しください。
なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、
授業へ参加することができませんのでご注意ください。
■ 先生プロフィール
藤野高志(ふじのたかし)
生物建築舎 代表。1975年群馬県生まれ。
東北大学大学院 都市・建築学 博士前期課程修了後、
清水建設株式会社 本社設計本部・はりゅうウッドスタジオにて勤務。
2006年に生物建築舎を設立。
日々動き続ける世界で、その千変万化する環境と繋がる
魅力的な建築を提案している。
前橋工科大学非常勤講師。アーティストとして現代美術制作も手がけ、
イベントでの講演など、型にはまらない多様なフィールドで活躍している。
http://sites.google.com/site/ikimonokenchiku
■ 授業にむけて藤野先生のコメント
第1回の授業から早いもので5年経ちます。
あれから植物たちは大きく育ち、あるものは繁栄し、
あるものは死に絶え、天神山のアトリエの様相は日々変化しています。
今回の模型は、10人それぞれが異なる敷地。
カクカクした敷地、曲線で囲まれた敷地、
壁に挟まれた敷地、段差のある敷地。
そこに思い思いの家を建てて下さい。
私たち建築家は、建物を設計するとき、
お客さんの要望を聞き、周りの環境との関係も考え、
そのバランスをとっていく。
皆さんの十人十色の家々が並ぶ風景にも、
きっと豊かな相互依存関係が生まれるでしょう。
それはまるで小さな生態系のように。
■ 授業コーディネーター
山村将士、佐藤正幸