- 2020年7月23日(木)
- ジョウモウ大学より活動終了のお知らせ
■ ジョウモウ大学より活動終了のお知らせ
みなさんこんにちは、学長の荻原です。
2020年7月をもって、
ジョウモウ大学は活動を終えることにしました。
「終わり」といっても運営スタッフ一同
後ろ向きな気持ちは全然なくて、
果たすべき役割を果たしての、なかなか悪くない、
いやむしろ良い終わりだと考えています。
2011年の開校以来、広い意味での「学び」を
通じて人と人とをつなぐという主旨のもと、
群馬各地で実に幅広い内容の「授業」を開催してきました。
2012年にはレンタルスペースMOTOKONYAを開設し、
ここを助走として多くの
うまい店・いい店が街へと巣立っていきました。
2013年には1年間ラジオ番組「ラジコモンズ」を持ったり、
2014年には「空と芝のリビング」という規模の大きな、
でも一人一人の出展者が皆素晴らしいという
稀有な野外イベントを開催したりしました。
他にも数々のトークイベントや映画の上映など、
多種多様なことをやりました。
あらためて「すごいな」と思います
(自分で関わっていないものもたくさんあるので)。
さて、そんな活動を前向きに終了できると考える理由をお話しします。
ジョウモウ大学は「プラットフォーム」です。
運営側が一方的に何かを提供する、という存在ではなく、
「何かをやりたい時に誰もが使うことのできるしくみ/場」です。
だからある時は学生(参加者)だった人がある時はスタッフだったり、
またあるときは先生だったりもしました。
いま、街を見渡してみて
「何かをやりたい時に誰もが使うことのできるしくみ/場」と
「やりたいことはやっちゃうぞという人」が、
多様な形でたくさん存在します。
素晴らしいことです。
運営に関わっていたメンバーにも、自らの事業として、
ジョウモウ大学でやってきたことの延長線上にある
活動をしている人が何人もいます。
あとは多くの人がジョウモウ大学を通じて知り合って、
その関係性が今も続いているというのも大きいです。
出会うべき人たちが出会えばOK、その先はそれぞれの物語です。
そういえば授業で出会って結婚した人たちもいましたね。
2010年代前半には「何かをやりたい人が使えるしくみ/場」や
「同じ興味を持った人が出会う場」を求める空気が、
この街に、あるいは社会に、間違いなくあった。時代の要請ですね。
それが初代学長が動くことで形になったのが
ジョウモウ大学だったんだと思います。
そして必要とされた時期に必要とされた役割を果たした。
だから前向きに活動を終えられるというわけです。
これまで関わってくれたみなさんに、
あらためてお礼を申し上げたいです、
ありがとうございました。
特にジョウモウ大学はみなさんの寄付で運営してきました。
寄付をしてくれた全ての方に感謝します。
僕が言うのもなんですが、
よいお金の使い方だったと誇っていただきたいです。
なお時期も時期なので終了にあたって
特にパーティー等は行いません。
また今後これまでのようなかたちでの授業やイベントを
開催することも基本的にはありません。
ですが、忘年会か新年会か、何らかの形で、
この活動に関わっていた人や興味のある人が
集まる機会を作れたらとは考えています。
世の中がもう少し落ち着いたころに、ですかね。
そのとき会えたら乾杯しましょう。
2020年7月23日
ジョウモウ大学二代目学長
荻原貴男
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